昨晩も村の寄合がありました。
 第一回の班長(組長)会、引き続いて、体振委員会を開きました。

 さて、昨日は、長く放置している畑を見に行きました。
 親父が亡くなって5年になります。親父が亡くなった最初の1年は2回ほど草刈りをしたのですが、その後、忙しくて見に行くこともしていませんでした。農業委員会からも荒れ地になっているという連絡(ご指導?)がありましたが、そのままにしていました。

 元々は畑で、親父が野菜を作っていましたが鳥獣被害がひどくなり、数種類の果樹を植えました。それでも草刈りなどの手入れはしていたので、いつでも野菜を作れる状態にはなっていました。

 小高い丘の上にあります。自宅から自動車で5分くらいの距離です。

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 今はこんな様子です。ススキ、野バラ、笹などが繁殖しています。原野のようです。とても畑だったとは思えません。以前は栗の木もあったのですが、枯れてしまいました。

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 これはビワの木です。

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 これはカリンの木です。
 親父はカリン酒を作ってをいました。他にも、梅酒などいろんな果実酒を作っていました。

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 これはイチョウの木です。銀杏が採れます。以前、銀杏を持って帰ったことがありますが、食べることができるようになるまで、臭いを含め大変な作業でした。

 実は、この畑以外にも数カ所、放置している農地があります。
 これらの農地をどうしょうかと悩んでいます。今から畑に戻すには大変な労力をかけなければなりません。また、鳥獣害被害のための対策も必要です。それだけの労力と投資をして、農業としての利益を出すことができるとは思えません。

 この畑の周りを見ると、同じように放置している畑、囲いをして野菜を作っている畑、太陽光発電の施設にされた畑などに分類できます。


 先日、TV番組「秘密のケンミンSHOW」で、「スーパー田舎ケンミンSP」というテーマでやっていました。バラエティなので面白おかしく放送していましたが、日本の田舎や農林業のかかえる課題が分かる内容だったと思います。「50歳なんかまだまだ若手」ということで高齢者がいろいろと頑張っている様子が紹介されていました。

 私も60歳代ですが、やはり地域では若手の方かな思います。私より若い世代は、街に出て行ったまま帰って来ないような傾向です。そのような状況の中で高齢者が農作業などをしていますが、趣味(楽しみ)や自給自足程度で、出荷して利益を得ている人は少ないと思います。私の親父も92歳前に亡くなりましたが、倒れるまで畑仕事をしていましたが楽しみとしてやっていたと思います。徐々に手が回らなくなった畑は他人に貸したり、果樹を植えたりという感じでした。そして、親父が亡くなった後は荒れ地になっていきました。田んぼは、専業農家にお願いしています。

 国立社会保障・人口問題研究所の将来推計人口の資料を見ても悲観的な状況です。田舎は人口は減るだけでなく、消滅する自治体もでてきそうです。
 
 この4月から路線バスの便数がまた減りました。通学、通勤にとって不便になり、ますます人口が減っていくという悪循環になっています。

 退職してまだ1か月にもなりませんが、魅力のある田舎暮らし、農業について、これから考えていきたいと思います。 

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