先日、図書館に行った時に、本屋大賞ノミネート作品がなかったので、借りてきた文庫本です。


JR上野駅公園口 (河出文庫) [ 柳 美里 ]

JR上野駅公園口 (河出文庫) [ 柳 美里 ]
JR上野駅公園口【電子書籍】[ 柳美里 ]

 聞き取り調査を元にした、ドキュメンタリー的な小説です。

 主人公は、東北からの出稼ぎ経験者で、上野公園でホームレス生活をしています。

 上野駅に対する思いは、東日本の人と西日本の人では、大きく違っていると思います。

 西日本の人間(私だけかも)にとって、上野といえば、西郷さんとパンダぐらいです。(パンダも和歌山の方が多いのにと思っている)
 
 東日本の人にとっては、集団就職や出稼ぎで、地元と東京をつないでいる思い出の駅になっていると思います。
 上野駅は、演歌でもよく歌われています。
 そのあたりの哀愁は、西日本の人間は、十分に理解できていないところです。

 アメリカに住んでいた時に、ホームレスの多さ、アルミ缶を集めている人の多さに驚きました。

 日本に帰って来た時に、東京の公園や川岸にある青いシートの多さに驚きました。

 かつて日本は、「一億総中流」と言われていたのに、いつの間にか「勝ち組」、「負け組」という言葉を聞くようになったかと思ったのも束の間で、格差社会と言われるようになり、貧困児童や下流老人などが社会問題になりました。

 なぜ、こんな世の中になってしまったのかと思います。


 勤めていた時、東京には出張で何度か行きました。
 その頃は、京都市に住んでいたので、東京は日帰り出張でした。
 仕事が二日にわたる時だけに、泊がつきました。

 上野駅から公園を抜けて出張先に行ったことがあります。

 春分の日の翌日だったと思います。
 桜が7、8分以上咲いていて、地面には場所取りのシートがたくさん敷かれていました。
 東京は京都よりも桜の開花が早いので驚きました。


 ひさびさに、ストリートビューで、上野公園を見てみました。

 なぜか、ストリートビューは桜のシーズンで、たくさんの花見の人、場所取りをしている人が写っていました。

 公園内を巡ると、ホームレスの人のブルーシート小屋やアルミ缶で一杯になったビニル袋も写っていました。
 コロナ禍の中で、どのような生活をされているのでしょうか。



 昨日は、お袋がディサービスに行っている間に、母屋の掃除や観葉植物の水やりなどをしました。

 
 昔は、母屋の前には、前栽(せんざい)と言っていた枯山水もある日本的な庭がありました。

 いつの間にか、洋風でも和風でもないような雰囲気の庭になりました。

 庭の中心にあった立派な枝振りの松も枯れてしまいました。

 今、かろうじて面影が残っているのは、この場所だけです。

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 焼き物の蛙は、玄関先に置いてあったものを持ってきました。

 鬼瓦は、先日、小屋の軒下にあったものを持ってきました。

 つくばいのある所は、昔、水のない池に、石の橋がありました。

 このような庭の手入れは、洋風の庭よりも難しいですね。

 
【関連ページ】
(古い鬼瓦を庭に置きました。)


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【今日のおすすめ】
 勤めていた頃、東京出張の帰りに、東京駅でよく買いました。
 一番辛い、真っ赤なものを買っていました。懐かしいです。

草加せんべい 草加の匠 唐辛子 5枚入 草加煎餅 おせんべい せんべい とうがらし 激辛
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