昨日は「建国記念の日」でしたが、私の地区では、明治時代から「紀元節」のこの日に、米寿、喜寿、還暦、初老など節目の方をみんなでお祝いする会を催しています。
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今回は、明治42年に始まってから111回目になります。
これまでの先人が連綿と伝統を守ってこられたことに驚きと敬意の念を持ちます。
朝8時半に公民館に行き、会場設営や宴会の準備をしました。
今年の節目の方の出席者は4人で喜寿の方が2人、還暦の方が2人でした。
昨年は、米寿の方の出席もありましたが、それ以上の高齢の方は健康上の理由でほとんど参加されません。
昔は、平均寿命が短く、初老や還暦の方が中心だったそうです。
午前11時に氏神さんに行き、厄除けのお祓い、健勝のご祈祷をしていただきました。
地区役員の私たちも一緒に神社に行きました。
また、人手が足らないので、お酒を運んだり、注いだりしました。
その後、余興ゲームとして「茶香服(ちゃかぶき)」をしました。
専門家がやる時には、5種類のお茶の銘柄や産地などを当てるそうですが、素人が遊びでするので、玉露、煎茶、かぶせ茶を色、香り、味などをみて当てます。
それを2回やり、点数の高い人3人に商品、また、0点の人にも商品を出しました。
私は、日頃、日本茶を飲まないので1点でした。難しいです。
楽しい一時でしたが、この会の運営については長い歴史の中でいろんな課題が出てきました。
一つは、参加者が減ってきていること。もう一つは、ご厚志で成り立っているのですが、毎年赤字でこれまでの積立金が減少していることです。
この会は、長寿のお祝いだけでなく、昔は、飢饉、災害、公共事業のために、ことあるごとに村の財産として貯えてきたようです。
貯めたお金で小学校の校舎や体育館の改築などもしたそうです。
昔の人は、自分たちで団結しながら村の生活をよくしてきたことが分かります。
今は、国や地方公共団体が支援してくれるので、この節目者を祝う会での親睦だけが目的になっているのかと思います。
続いて、午後3時からは、班長(組長)会を開きました。会議後に、まもなく年度が終わるので、班長さんの慰労会をしました。
ここでも、料理とビールなどを出しました。
引き続きの酒宴でお腹がいっぱいになりました。
善いのか悪いのか分かりませんが、昔ながらの田舎だと思います。
30年ほど前、街に住んでいた時に、自治会長をしたことがあります。お酒を飲む機会は一度もなく、自治会の仕事も少なかったように思います。
田舎は、人と人との結びつきで成り立っているのでしょうね。
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