新型コロナウィルスによる緊急事態宣言の影響で、学校の休校が続いています。
 これを機会に日本中の学校の入学や年度を9月にするという案について、さまざまな意見が出されています。

 9月始まりについての賛否は別にして、思い出すことがあります。


 1998年4月初旬にアメリカに着任しました。仕事よりも娘の学校のことが心配でした。

 娘は、日本の幼稚園を卒園したばかりで、英語どころかABCも知らない状況で連れて行きました。

 日本の幼稚園を卒園した時の年齢だと、4月はアメリカの現地校ではエレメンタリーのファーストグレードの終わり時期になります。

 6月で学年末になり、9月には2年生になってしまいます。
 日本の幼稚園を卒園して半年で、アメリカの2年生になるのは大変なので、1年落としてキンダーに入れることにしました。
 それでも、すぐに入れなくて、何日か家にいました。

 このようなことは、多くの海外赴任者が経験していることだと思います。

 今の日本の状況での9月入学は、義務教育のスタートを遅らせることになり、同じ9月入学でも年齢的には1年遅くなります。
 早めての9月入学はいいとは思うのですが・・・。


 よく海外に行くと簡単にバイリンガルになれるように思っている人がいますが、日常英会話ではなく授業を理解できる英語力が身につくのに1~2年はかかるようです。
 
 また、日本の大学を受験するには、日本の高校か海外の高校を卒業見込みであるか、大検に合格している必要があります。

 中・高校生になってから来た子どもの中にはESL(English as a Second Language)から抜け出せずに、アメリカの高校を卒業する目処が立たないので単身帰国する子どももいました。

 近年は、海外赴任者の若年化、長期化の傾向があり、赤ちゃんからとかアメリカ生まれの子どもが多くなり、英語を覚えるにつれて日本語を忘れる、日本語も英語も中途半端というケースもありました。

 アメリカの学校では、星条旗に忠誠を誓うセレモニーをやっている学校もあり、日本人なのかアメリカ人なのかというアイデンティティに悩む子どももいました。

 帰国してからは、日本の学校に馴染んだり、授業についていったりするために、帰国子女はけっこう苦労していると思います。


 滞在3年目に、娘の通う学校が教育方針をめぐって教員、保護者が分裂しました。
 年度末の6月に教育局を交えての公開討論会がありました。
 結論は、一つの公立小学校が二つの学校に分かれることになりました。

 2か月の準備期間で、そんなことが可能なのかと思いましたが、9月には二つの学校がスタートしました。

 これまでの教育方針(教育課程)のグループは、それまでの校舎に残り、新たな教育方針(教育課程)のグループは、市内のすでにある学校の空き教室でスタートしました。

 先生方も二つの学校に分かれました。
 子どもたちは、最初の一週間はどちらに行ってもいいということになりました。
 勧誘(引き抜き)の電話もあありましたが、我が家はそのまま、それまでの学校に残りました。

 アメリカの民主主義とスピード感の凄さを感じました。


 日本は選択肢があまりなくて画一的です。アメリカは、選択肢が多いです。しかし、選択するということは、選択したことの責任がともないます。

 選挙の時に行われる住民投票も多いです。


 となりの大阪府では、都構想の住民投票があり、また行われますが、私自身は住民投票を経験したことがありません。

 日本でも、もっと住民投票や国民投票があればいいのにと思います。
 そうすれば、政治に関心をもつ人が増えると思います。
 また、自分たちが選択したことに責任をもつのではと思います。

 しかし、イギリスのブレグジットの国民投票後のすったもんだは、がっかりしました。
 民主主義のお手本の国だと思っていただけに。





 昨年もUPした庭の花です。

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 きれいな花ですが、未だに名前が分かりません。

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 スマホで撮影すれば、花の名前が分かるアプリがあるそうです。

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