あの日、私は授業が終わった放課後に、校門の向かいにある床屋で散髪をしてもらっていました。

 床屋の据え付けテレビで、作家三島由紀夫が割腹自殺したというニュースを知りました。

 「割腹」という響きが、多感だった私にとって、とてもショッキングなものでした。

 昨日が、三島事件から50年目の日でした。

 本当に、時間の経つのははやいというか、つくづく人生は短いなと思います。

 彼が何故そのような行動で人生を締めくくることにしたのかを知りたくて、文庫本として出版された彼の作品はほとんどすべて読みました。

 それでも、分かりませんでした。
 突然、自衛隊に行って、自衛隊がクーデターに呼応することなどありえないことは、本人も分かっていたはずです。

 最初から自決ありきで、世の中に警鐘を鳴らしたかったのか、もしくは、彼自身の小説を完結させたかったのか、凡人の私には理解できないことでした。

 三島は、自分の思想は50年後に理解されるだろうと言い残していたそうです。

 50年後の今日、三島が目指した憲法改正は未だ実現していません。

 現在、彼ほど国を憂う人間は存在しないのではないかと思います。
 
花ざかりの森・憂国 自選短編集 (新潮文庫) [ 三島 由紀夫 ]
花ざかりの森・憂国 自選短編集 (新潮文庫) [ 三島 由紀夫 ]
 


 昨日は、お袋と私の持病薬をもらいに、町内の医院に行ってきました。

 近所の家の柊(ヒイラギ)です。
 柊は、こんなに白く見えるほど花が咲くのですね。

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 我が家の柊とは、だいぶ感じが違います。

 ブルーベリーの紅葉です。
 これは、鉢植えです。

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 こちらは、畑の地植えです。

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 地植えの方は、鳥獣や雑草などの悪条件の中で、なかなか収穫できるようになりません。
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