例年、11月から12月にかけて、自治会では、歳末助け合い運動と赤い羽根共同募金のお金を集めるという活動があります。

 この二つの募金は、別々の組織からの依頼なんですが、各家庭の家計を考えると徴収時期をずらしたほうがいいかなとか、班長(組長)さんの手間を考えると同時のほうがいいかなとか悩んでしまいます。

 11月から募金を集めるためには、10月には班長さん、地区住民に周知しておく必要があります。

 9月中旬、まだコロナの緊急事態宣言が出ていた時に、
感染防止の観点から、班長さんが各家庭を回らないということを決断し、役員の了承も得ました。

 募金については徴収せずに、自治会の会計から例年並みの金額を一括して支払うことにしました。

 ところが、その後、感染者数が減少し、緊急事態宣言も終了しました。

 専門家が言っていた第6波も来ないので、これなら例年通りの募金活動ができたと思います。

 募金は強制ではなく、個人の自由意志でするものです。
 コロナの感染防止の観点といえ、自治会会計から一括募金として支出することは本来の趣旨とは異なります。

 この1か月、地区住民からの批判的な声は私の耳には入ってきていません。(ちょっと心配していました。)



 年末の募金にかかわらず、自治会の取組には、ボランティアと寄付が多いです。

 昔はもっと多かったようです。

 今のように、国や自治体からの支援や行政サービスがなかった時代には、災害や飢饉に備えて、ことあるごとに、出役と寄付集めがあったそうです。

 住みよいコミュニティーにするために、住民が協力してきました。
 まさに、「自治」そのものだったと思います。 

 そんなに豊かな集落ではありませんが、それぞれの家の財力に応じたお金を拠出して、長年積み立ててこられました。

 自治会長になった時に、たくさんの積立金を引き継ぎました。

 住みよい集落にしたいという先人の思いも引き継ぎました。

 住みよい町づくりのために、自治体に行政サービスを要望することは大事なことです。

 しかし、今後人口が減少して税収が減ることで、行政サービスも先細りになります。

 いっそうの、Volunteer and/or Donate が必要だと思います。

 少しでいいです、できる範囲でいいです。
 そんなちょっとした気持ちが、住みよい町を作ると思います。




 先月、公民館の床と押入のリフォームが終わりました。

 昨日は、工事前に押入から搬出した物品を押入に戻しました。

 押入に、ダイヤル式の鍵が付いた金庫のようなスチールロッカーが入っていました。

 鍵とナンバーを探したのですが、見当たりませんでした。

 ロッカーの蝶番をグラインダーで切って開けました。

 以前、こんな内容のテレビ番組があったような気がします。

 ワクワクしながら中を覗きました。

 古い書類がいっぱい出てきました。

 昔の国債もたくさん出てきました。

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 そのうちの数枚が、大東亜戦争割引国庫債券でした。

 田舎の自治会も国債を買わされていたのかと思います。

 戦争は、日本の隅々までたいへんだったということが分かります。

 今は、国債としての価値はないようですが、旧紙幣や貨幣を扱っているお店に持って行けば、数千円で売れるそうです。


【関連ページ】

(公民館の床と押入のリフォームが完了)


(「空襲警報」の看板が出てきた。)


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