ひさびさに、本を読みました。

 前立腺がんの治療や自治会の用事が多くて、ゆっくりと本を読む時間と気持ちのゆとりがありませんでした。

 もっとも、これまでも、基本的に農繁期はほとんど読まないで、農閑期に集中的に読むという感じでした。

 先日、図書館で借りてきた『とわの庭』です。

とわの庭
糸, 小川



 物語は、母親と主人公である盲目の娘「とわ」の二人だけの不思議な生活から始まります。

 なぜ、そのような生活をしているのか、状況が分からないまま読み進めていくと、少し変化があって、主人公の少女の不安は、読者も不安にします。

 そして、しだいに悲惨な状況になり、中盤に突然、状況が明らかになります。

 後半は、新しい生活が始まります。
 前半の負に囚われることなく、前向きに生きていきます。

 主人公の心の支えになっているのは、庭の草木、鳥、本(物語)、新しい生活で知り合った人など、そして、盲導犬です。

 障害者のことだけでなく、児童虐待、親子関係などさまざまな問題が含まれています。

 そして、何気ない日常の中で、生きている今を実感できることが幸せであることを感じさせてくれます。

 昨年に読んだ、本屋大賞にノミネートされていた『ライオンのおやつ』もよかったです。
 
ライオンのおやつ
小川糸
2019-11-05


 『とわの庭』は、『ライオンのおやつ』よりも変化に富んだストーリー展開です。




 私の庭です。
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 裏庭の一部です。
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 子どもの頃は、和風の前栽でした。

 記憶が定かではないのですが、高校生の頃だと思います。
 親父は庭師さんに和風の庭と同じ広さの洋風の庭を作ってもらいました。


 庭の中央に、大きくて立派な枝振りの松がありましたが、松食い虫にやられて枯れてしまいました。

 そして、両親は高齢になって、世話ができなくなった盆栽や鉢植えの花を庭のいたるところに放置しました。

 それらの植物が、植木鉢を突き破り生長して、庭全体がまとまりのない状態になりました。

 私が、実家に帰ってからは、庭の手入れがたいへんなので、伐採したり、枯らしてしまったりと、だいぶ数を減らしました。

 お袋がうるさいのですが、できればもっと庭の木を整理して、スッキリした庭にしたいと思っています。


【関連ページ】

(『ライオンのおやつ』の感想)


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