先日、図書館で借りてきた本屋大賞ノミネート作品の1冊目を読み終えました。

 ジャンルは、ミステリーなのか推理小説なのかは分かりません。

 推理小説の嫌いな私ですが、「犯人」を知りたくて、一気に読んでしまいました。



 主人公は二人です。
 就活の最終面接が、最後まで残った6人によるグループディスカッションで、「6人の中から内定者1名を自分たちで決める」という有り得ないテーマです。

 そのグループディスカッションの中で事件が起こります。

 一人一人を陥れるデスゲームのような展開になります。

 誰が仕組んだのか、犯人なのかということで、主人公の一人が犯人ということで最終面接が終わります。

 グループディスカッションで内定者となり採用されたもう一人の主人公が、あることをきっかけに真犯人を探します。

 ロールプレイングゲームのように、謎解きが始まります。
 たくさんの伏線が回収され、最後まで丁寧に解説されています。

 就活の短時間の面接で、本当に優秀な人材を選べるのかという投げかけがあります。

 また、面接官の立場でも、人を評価することについての苦悩が吐露されています。

 完璧でない人間が、完璧でない人間を評価することの矛盾や、一つの事象で全体を決めつけてしまう、思い込み、先入観、全豹一斑(ぜんぴょういっぱん)の危うさを考えさせられます。



 私自身は、就活の経験はありません。

 単位は落としていないのですが、工学部での多重積分や対数などの計算に限界を感じ、編入学試験を受けて文学部の3回生(年生)に転部しました。

 文学部で認めてもらえる工学部の単位は、語学、一般教養、体育だけでした。
 2年間で文学部の卒業単位を取得するのは難しいということでした。

 1単位でも落としたら卒業できなくて留年という状況だったので、まったく就活をしませんでした。

 ところが、2年間で文学部のすべての単位が取れてしまい、卒業と同時に無職になりました。

 以前、いろんなアルバイトをしたという記事を書きましたが、この1年はアルバイトで暮らしました。


 就活経験はないのですが、面接官の経験はあります。

 定年前の10年ほどは、毎年面接官をしていました。

 面接官というのは、ものすごく緊張します。
 一つは、他の人の人生を左右しまうことの怖さがあります。
 もう一つは、私の評価で大丈夫なのかということです。
 少しの時間で、相手の何を知ることができるのか、本当に適材かどうか、将来性があるかなどが分かるのかという不安がありました。

 ネットの掲示板に書かれている就職の面接官に対する批判などを見て、参考にしていました。

 アイスブレイクや簡単な質問で緊張をほぐし、よさを引き出そうとするのですが、最後は正解のない質問で反応を見るという感じでした。(学生は、面接練習を積んできているので、普通の質問では立て板に水です。)

 途中、同じ部屋の面接官と何度かお互いの評価を突き合わせます。
 不思議なことに、ほぼ同じ評価をしています。

 安心するとともに、同じような人間が採用されるのはいかがなものかという思いもありました。

 早朝から夕方まで、何十人もの面接が終わると、精神的に疲れてぐったりしました。

 つくづく、私は面接官は向いていないと思いました。




 昨日も猿の訪問がありました。

 井戸端で作業をしていたら、頭上の塩化ビニール製波板屋根を走る音が聞こえました。
 火薬銃を持って井戸端の屋根を見ると、母屋の方に移動しました。

 8連発の火薬を使い切りました。

 もう、音だけでは効果がありません。
 悔しいです!


 昨日は、ゴールドキウイの雌木に雄木を接ぎ木しました。

 何度もYouTubeを見て、イメージトレーニングをしました。
 

 鉢植えの雄木です。

P_20220123_094133

 接ぎ木テープがきれいに巻けませんでした。

P_20220123_095927

 2枝、接ぎ木をしました。

P_20220123_100813

 ちゃんとできたか、まったく自信がないです。


【関連ページ】

(いろんなアルバイトをしました。)


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