本屋大賞ノミネート作品の6冊目を読み終えました。

正欲
朝井リョウ
2021-03-26


 寺井啓喜の話、桐生夏樹の話、神戸八重子の話とまったく別のストーリーが別々に始まり、寺井啓喜、桐生夏樹、神戸八重子、寺井啓喜、桐生夏樹、神戸八重子・・・と交互に展開されます。

 後半の方で、別々と思われた話がつながっていくという予想はしていました。

 ただ、ブツブツと途切れ、コロコロと入れ替わるので、これの前はどんな話だったのか分からなくなってしまいます。

 マイノリティと多様性がテーマかと思います。
 
 漠然と大きく括っている世の中で、自分は「普通」、「多数派」と思っているだけで、限り無く細かく分類すると、ほとんどの人間がマイノリティだと思います。

 曖昧な基準で分類しているだけだと思います。
 そして、マイノリティをステレオタイプに捉え、理解しているつもりでいるのかなと思います。

 マイノリティや多様性に関して、「みんなちがって、みんないい」というフレーズが、都合よく使われているように思いますが、何か違うように感じます。

 金子みすゞさんの時代には、マイノリティや多様性という発想はなかったと思います。
 金子みすゞさんの思いとは関係なく、その部分だけを切り取っていると思います。

 「みんなちがっている」のは、当然です。
 マイノリティや多様性の問題において、このフレーズを使っている人は、何がいいと言いたいのでしょうか?

 ちがっていることがいいのか、ちがっていてもそれぞれにいい特性があると言いたいのか。

 所詮、他人のことは理解できないと思います。
 理解しようとしているフリだけで、理解できるとは思っていないし、理解していますなんて言うのもおこがましいです。

 理解はできないけど、寄り添うというのも難しいです。

 「自分の気持ちに正直に生きる」という言葉もよく聞きます。

 しかし、自分の気持ちとは、欲求なのか、社会規範なのか、良心なのか、無意識に潜んでいる何かなのかが分からないです。

 もう一度、「わたしと小鳥とすずと」を読んでみて、金子みすゞさんは、それぞれの存在を慈しんでいただけなのかと思います。




 昨朝、やっと血圧が平常に戻りました。
 
 気温も上がり、日差しに春を感じる陽気でした。

 庭や畑に出て、春を探してみました。
 頭に思い描いていた春を見つけることができませんでした。

 鉢植えのブルーベリーです。

P_20220212_114552

 春は、ゆっくりゆっくりと近づいているようです。

 もう食べるところが残っていないと思っていた葉牡丹です。

P_20220212_095716_1

 さらに、小さくなっていました。
 今年は、鹿もひもじいようです。


【関連ページ】

(ステレオタイプ...1年前の記事です。)


 朝井リョウさんは、この小説がよく知られています。



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