図書館で借りてきた『戦争は女の顔をしていない』を読み終えました。


戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫)
スヴェトラーナ アレクシエーヴィチ
2020-02-27


 戦争についての書物の多くは、男性によって書かれたもので、ほとんどが英雄を扱っています。

 この本は、女性であるスヴェトラーナ アレクシエーヴィチが、独ソ戦争から30数年後、従軍していた女性、少女だった人たちを訪問して取材したものです。

 ソビエト連邦では、多くの女性が戦争に関わっていました。

 声なき人々の声を地道に聞き取り、まとめたノンフィクションです。

 彼女たちが従軍することになった経緯、戦争の悲惨さ、戦後の人生などが語られています。 

 
スヴェトラーナ アレクシエーヴィチは、2015年にノーベル文学賞を受賞しています。

 著者は、母親の故郷ウクライナで生まれ、父親の故郷ベラルーシで育ちました。

 狙撃兵だった女性の話も掲載されています。

 先日読んだ『同志少女よ、敵を撃て』を読んでいるような錯覚に陥りました。


同志少女よ、敵を撃て
逢坂 冬馬
2021-11-17



 
『戦争は女の顔をしていない』は、コミックにもなっているようです。


戦争は女の顔をしていない コミック 1-3巻セット
スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ/速水螺旋人



 戦争は、いつでも、どこでも悲惨です。 




 21世紀の現在においても、自由と民主主義を嫌っている権力者がいます。

 そのような権力者が恐れるのは、国民の中に広がる民主化運動です。

 民主化の芽が出ないようにして、出た芽はすぐに摘みとっています。

 飼い慣らされ民衆にならないようにしたいものです。

 先日にも書きましたが、プロパガンダだけでなく、ネット情報にも注意が必要です。

 身近なところでは、著作権や肖像権を守っていない人が多いです。

 もっと気をつけなければならないのは、情報の「孫引き」です。
 他人の情報を信じて、そのまま引用して拡散する人が多いです。

 情報の原典、出典にまでさかのぼって確認することが大事です。



 庭のタニウツギ(ベニウツギ)も咲いてきました。

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 昨日も、午後から雨でした。

 午前中、チェーンソーで生け垣の南天を根元から切断しました。

 南天は
ガラクタ置き場の目隠しになっていました。

 毎年、何度も南天の散髪をするよりも、ガラクタを処分した方がいいかなと思いました。


 
【関連ページ】

(戦争は、勝っても負けても悲惨です。)

(『同志少女よ敵を撃て』の感想)

(自由と民主主義を守るためには)



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