昨日は終日雨でした。

 図書館で借りた本が3冊残っていました。
 本屋大賞ノミネート作品の4冊目を読み終えました。

スピノザの診察室
夏川草介
2023-10-27



 著者の夏川草介さんは、現役のお医者さんです。
 これまでに、下の2冊を読みました。

神様のカルテ (小学館文庫)
夏川草介
2012-09-25 






 共通しているのは、終末医療かなと思います。
 治る見込みのない病気、死にゆく患者と向き合う医者の苦悩、生きる意味や幸せについてかなと思います。

 今回読んだ『スピノザの診察室』は、京都が舞台です。

 京都の地名や有名な和菓子が出てきます。

 これまでも、医者や医療を扱った小説、ドラマはたくさんありました。

 夏川草介さんの小説の登場人物は、いい人ばかりです。
 治療の在り方や死について、いろいろと考えさせられます。

 私自身は、これまでお医者さんなりたいと思ったことがないです。

 お医者さんになれるだけの学力がなかったのはもちろんですが、物心がついた頃から「血」と「死」は恐怖でした。

 平安時代、「血」と「死」を穢れだと恐れていた貴族の気持ちが分かるような気がします。

 この年齢になっても、ちょっとした切り傷で出血した時には、ものすごいショックを受けてしまいます。

 お世話になっているお医者さんには、感謝をするとともに尊敬しています。

 この4年は毎年入院しましたが、看護師さんにもとても感謝しています。
 夜中に何度も様子を見にきてもらいました。

 親父が亡くなった夜、お医者さんは病院の出口までついてきて、自宅に連れて帰る搬送車を見送ってくれました。
 忘れられない光景です。

 私は、とても「血」や「死」に接することができないです。






 裏庭の椿です。

240221135535766

 これまで、何度もUPしました。

 こんなきれいな花が咲くなんて、自然の力はすごいですね!


【関連ページ】

(『神様のカルテ』を読んで)


(『始まりの木』を読んで)


(両親は延命治療不要の一筆を残していた。)



【下記ランキングに参加しています】

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ
にほんブログ村


田舎暮らしランキング



にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村




スポンサーリンク