昨朝、田んぼを無料で使ってもらっている専業農家のKさんから電話がありました。
今年の新米を持ってきてくれました。
30kg✕3袋です。
半分は田んぼ使用のお礼で、半分は13,500円(10kg=3,000円)で買っています。
私の家では、まだ昨年の米が冷蔵庫に残っています。
親父が亡くなって私が相続した時は、委託料を払って、米作りのすべてをKさんにお願いしていました。
3,430㎡の田んぼから収穫できる米袋で、この冷蔵庫がいっぱいになっていました。
しかし、委託での米作りは、ものすごい赤字だったので、Kさんに無料で使ってもらうことにしました。
それでも、田んぼの組合費、水利費、固定資産税を考えたら、お米は買ったほうが安いです。
子どもの頃は、倍以上の面積で米を作っていました。
減反政策と米作りは儲からないという理由で、減らしてきました。
テレビでは、「令和の米騒動」とマスコミが煽って、米不足に拍車をかける状況になっています。
米不足の原因として、天候不順、インバウンドなどによる需要の増加、物流コストなどの流通の問題、政策による生産調整などが言われています。
しかし、根本的な問題には触れられていないです。
農家の立場からいうと、日本の農家の多くは零細で、農業だけでは生活することができません。
日本の高度経済成長の頃から、団塊の世代の人はサラリーマンになり、休日に農業をする兼業農家になりました。
その後、農業赤字が増えるので、農業をやめる、農地が減少するという流れになっています。
現在は、サラリーマンを退職して、年金をもらいながら細々とやっている高齢者が大半です。
作った米や野菜は自家消費や子ども家族にあげるといった感じです。
私の町内では、専業農家は数えるほどです。
国の政策レベルでいうと、農業よりも工業の輸出を優先してきました。
工業を守るのと引き換えに、外国から米や小麦粉などを輸入しています。(アメリカに住んでいた時、アメリカの米も美味しかったです!)
減反政策という言葉は使っていないですが、補助金を出して、米を作らないようにしています。
国は、食料自給率がどうだ、食料安全保障がどうだとか言っていますが、具体策は乏しいです。
日本も大規模農業やスマート農業にして、効率よくとか言っていますが、機械化できるような田畑は少ないです。
山の隙間に、形の良くない小さな田畑が点在しています。田畑を集約するとか、大型化するとかというのは、現場を見ていない、知らない人の寝言です。
現在の食糧事情が改善されるとは思えないです。(下の【関連ページ】を見てください。)
では、今後、どうすればいいのかということです。
以前にも書きましたが、少しでもいいので「自産自消」を増やすことだと思います。
田舎には、放置された農地がたくさんあり、ただ同然で借りることができます。
ハードルが高いようなら、庭先やベランダでの家庭菜園でもいいと思います。
農業はどうもという人は、田舎の直売所に行くと、新鮮な野菜を安く買うことができます。
米農家さんと親しくなって、直接売ってもらうのもいいと思います。
町内の米農家さんで、会社の同僚に米を売っている人が多いです。
食料不足の一番の解決策は、農業政策を熱心に考えている政治家が増えることかなと思います。
日本だけでなく、世界の農業の大部分は、家族農業で成り立っています。
2020年の農林水産省の「農林業センサス」によると、日本の農業の96%が家族経営です。
国連食糧農業機関(FAO)によると、世界の農業経営の9割が家族農業です。
家族農業を無くす方向ではなくて、支援する政策がないと、わが国の食料自給率は上がらないです。
そうでないと、今後も食料不足は続きます。
昨日のお昼ごはんです。
また、焦がしたケチャップ味が恋しくなりました。
玉ねぎ、ピーマン、ミニトマトは、私が育てて、収穫したものです。
晩ごはんは、焼き肉にしました。
8月29日は、焼肉の日だそうです。
近所のスーパーで買ったモモ肉です。(税込み930円)
たれに漬け込んで、網焼きにしました。
ひさびさの焼き肉が美味しすぎて、炊きたてのお米を1合も食べてしまいました。
焼き肉には、パンやめん類ではなくて、お米が合いますね!
【関連ページ】
(日本の食料自給率について)
(今後も食料不足の心配は続く。)
(農林業センサスの調査員をしました。)
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今年の新米を持ってきてくれました。
30kg✕3袋です。
半分は田んぼ使用のお礼で、半分は13,500円(10kg=3,000円)で買っています。
私の家では、まだ昨年の米が冷蔵庫に残っています。
親父が亡くなって私が相続した時は、委託料を払って、米作りのすべてをKさんにお願いしていました。
3,430㎡の田んぼから収穫できる米袋で、この冷蔵庫がいっぱいになっていました。
しかし、委託での米作りは、ものすごい赤字だったので、Kさんに無料で使ってもらうことにしました。
それでも、田んぼの組合費、水利費、固定資産税を考えたら、お米は買ったほうが安いです。
子どもの頃は、倍以上の面積で米を作っていました。
減反政策と米作りは儲からないという理由で、減らしてきました。
テレビでは、「令和の米騒動」とマスコミが煽って、米不足に拍車をかける状況になっています。
米不足の原因として、天候不順、インバウンドなどによる需要の増加、物流コストなどの流通の問題、政策による生産調整などが言われています。
しかし、根本的な問題には触れられていないです。
農家の立場からいうと、日本の農家の多くは零細で、農業だけでは生活することができません。
日本の高度経済成長の頃から、団塊の世代の人はサラリーマンになり、休日に農業をする兼業農家になりました。
その後、農業赤字が増えるので、農業をやめる、農地が減少するという流れになっています。
現在は、サラリーマンを退職して、年金をもらいながら細々とやっている高齢者が大半です。
作った米や野菜は自家消費や子ども家族にあげるといった感じです。
私の町内では、専業農家は数えるほどです。
国の政策レベルでいうと、農業よりも工業の輸出を優先してきました。
工業を守るのと引き換えに、外国から米や小麦粉などを輸入しています。(アメリカに住んでいた時、アメリカの米も美味しかったです!)
減反政策という言葉は使っていないですが、補助金を出して、米を作らないようにしています。
国は、食料自給率がどうだ、食料安全保障がどうだとか言っていますが、具体策は乏しいです。
日本も大規模農業やスマート農業にして、効率よくとか言っていますが、機械化できるような田畑は少ないです。
山の隙間に、形の良くない小さな田畑が点在しています。田畑を集約するとか、大型化するとかというのは、現場を見ていない、知らない人の寝言です。
現在の食糧事情が改善されるとは思えないです。(下の【関連ページ】を見てください。)
では、今後、どうすればいいのかということです。
以前にも書きましたが、少しでもいいので「自産自消」を増やすことだと思います。
田舎には、放置された農地がたくさんあり、ただ同然で借りることができます。
ハードルが高いようなら、庭先やベランダでの家庭菜園でもいいと思います。
農業はどうもという人は、田舎の直売所に行くと、新鮮な野菜を安く買うことができます。
米農家さんと親しくなって、直接売ってもらうのもいいと思います。
町内の米農家さんで、会社の同僚に米を売っている人が多いです。
食料不足の一番の解決策は、農業政策を熱心に考えている政治家が増えることかなと思います。
日本だけでなく、世界の農業の大部分は、家族農業で成り立っています。
2020年の農林水産省の「農林業センサス」によると、日本の農業の96%が家族経営です。
国連食糧農業機関(FAO)によると、世界の農業経営の9割が家族農業です。
家族農業を無くす方向ではなくて、支援する政策がないと、わが国の食料自給率は上がらないです。
そうでないと、今後も食料不足は続きます。
昨日のお昼ごはんです。
また、焦がしたケチャップ味が恋しくなりました。
玉ねぎ、ピーマン、ミニトマトは、私が育てて、収穫したものです。
晩ごはんは、焼き肉にしました。
8月29日は、焼肉の日だそうです。
近所のスーパーで買ったモモ肉です。(税込み930円)
たれに漬け込んで、網焼きにしました。
ひさびさの焼き肉が美味しすぎて、炊きたてのお米を1合も食べてしまいました。
焼き肉には、パンやめん類ではなくて、お米が合いますね!
【関連ページ】
(日本の食料自給率について)
(今後も食料不足の心配は続く。)
(農林業センサスの調査員をしました。)
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