本屋大賞のノミネート作品は、9冊で止まったままです。

Screenshot_20250203-125623~2

 最後の1冊の『アルプス席の母』は、予約してからけっこうな日が経つのですが、まだ順番が回ってきません。

アルプス席の母
早見和真
2024-03-15



 図書館の新刊コーナーで目にとまった本を借りて読みました。



 以前から、京都について書かれた本は好きで、たくさん読みました。

 『京都占領−1945年の真実−』は、これまでほとんど読まなかった時代です。

 戦時中の資料や古老の話は、けっこう見聞きししました。

 終戦後すぐの進駐軍と京都人とのやり取り、せめぎ合い(?)は、興味深いものがあります。

 例えば、二条城前の堀川通りが進駐軍の滑走路になっていたとか驚きでした。

 京都御苑の代わりに、京都府立植物園が進駐軍の家族住宅になったという話は、数年前のテレビ番組で観たので、少しは知っていました。

 祇園にダンスホールなど、あちこちに進駐軍の娯楽施設が作られたという話は知りませんでした。

 上賀茂神社の聖域である神山に、ゴルフ場を建設する話は、いろいろと考えさせられます。

 進駐軍に取り入って儲けようとする人もいれば、伝統文化や自然を守ろうと頑張った人もいました。

 現在の京都のオーバーツーリズムの問題でも、今がチャンスと儲けようとする人、京都らしい静閑を守ろうとする人とさまざまです。

 私は昨今の京都は、観光客が多くなっただけでなく、街に捨てられたゴミが増えて、汚くなったと感じています。

 また、京都市内の宿泊代、食事代などの価格が高騰しています。
 
 このままでは、京都観光に来る日本人が減って、外国人だらけになると思います。

 
『京都占領−1945年の真実−』の後半の祇園祭復興の苦労話、京都が原爆投下の候補から除外された考察なども勉強になりました。





 古希になって、つくづく老化を感じています。

 体力的にも元気がなくなりました。

 毎日のように、人の名前や語句などを思い出すために、時間を費やしています。

 今後、ますます衰えて、できないことが増えるのだと思います。

 それでも、楽器を練習して、少しでも上達すれば嬉しいです。

 本を読んで、新しい知識が増えれば楽しいです。

 ほんの僅かでも、自分が成長できたと実感できた瞬間が楽しみです。

 野菜や花を育てて生長を観ることよりも、自分の生長が実感できる時間が死ぬ瞬間まで続けばいいなと思います。



 冷たい雨の中、蕗の薹(ふきのとう)がないか、庭で探しました。

250304143636157

 小さいのが1個だけありました。

 例年に比べて、今年は遅いように思います。



【関連ページ】

(残りの時間を大切にしたい。)



【下記ランキングに参加しています】

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 田舎暮らしへ
にほんブログ村


田舎暮らしランキング



にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村

人気ブログランキング




スポンサーリンク