55年前から進歩していないような : 京都❤山里に暮らす

　大阪・関西万博が終わりました。

　当初から、私は行くつもりはありませんでした。
　万博に行くには、かなりの体力と精神力が必要だと思ったからです。

　毎日、関西地方のテレビ番組では、朝夕に万博の特集があり、映像が流されていました。

　関西以外の地方のテレビ番組も、毎日万博の中継番組があったのかな？

　テレビに映し出される行列、混雑、人混み、徹夜で並ぶ人、入場と同時に走る人たちを観て、ますます行く気が失せてしまいました。

　55年前の大阪万博には２回行きました。

　友だちの０君と1回、学校の遠足で１回行きました。

　その時も、行列と人混みを避けて、並ばないで入れるパビリオンだけに行きました。

　今となっては、どこのパビリオンに入って、何を観たのかという記憶がないです。

　万博が終わってからの万博公園や民族学博物館には何度も行ったので、よく覚えています。

　55年も経ったのに、今回も混雑、人混み、行列は同じなんですね。
　もう少し改善されると思っていました。

　万博開催期間中の大阪の猛暑日は45日で、55年前の万博では６日だったということです。

　炎天下で並ばない方法があればよかったのにと思います。

　入場料や飲食費は、ものすごく高かったみたいですね。

　万博を祭りやテーマパークとして楽しむのもいいと思います。

　しかし、万博の目的は、「地球規模の課題解決に向けた国際的な交流と英知の結集」です。

　私は、万博は世界や日本の現状と未来を垣間見る機会だと思っています。

　科学、環境、SDGs、平和など、さまざまな問題や課題を解決するヒントや未来を感じることができる場所だと思います。

　その部分が、テレビ画面からは伝わってきませんでした。

　時には、不手際や想定外の出来事、不都合な事態もあったと思います。

　それらも含め、日本の未来を暗示する事象だと思います。

　入場者数や経済効果も大切ですが、万博の建設工事に関わった会社が、未払いで苦しんでいる現状が解決しない限り、日本の未来は暗いと思います。

　他人事のように助けない国、大阪、協会やマスコミには、失望しています。

　万博で泣いている30社以上の企業があることを、忘れないで欲しいですね。

　昨日のお袋の晩ごはんです。